妊婦が電車の優先席を占領している?本当の妊婦さんを助けて!

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妊婦さんやご年配の方に電車で席を譲るのって、けっこう勇気がいりませんか?

あるいは優先席にエスコートしてあげるのもドキドキしてしまうものですよね。

わたし自信も積極艇に譲れるようになったり、

優先席の事を真剣に考えるようになったのは

恥ずかしながら妊娠を経験してからです。

 

今回お伝えするのは、

譲られる側の立場に立った経験がある者からの視点の優先席について。

とてもデリケートなこの問題をどう解決すべきかをご紹介いたします。

 

 

 

自分が妊婦と偽って優先席を占領している

 

はい、じつは妊婦と偽って優先席を利用する人がいるのは事実のようです。

悲しいことです。

 

「自分は妊婦です」と周囲に示すためのキーホルダーをご存知ですか?

妊婦さんを守る目的で作られたキーホルダーで、

妊娠が分かり母子手帳を受け取るときに大抵の妊婦さんがもらうものです。

 

でも実はこのキーホルダー、登録番号などがあるわけでもないので

けっこう簡単に手に入るものなのです。

 

ようするにこの妊婦であることを知らせるキーホルダーを悪用するわけですね。

 

このように妊娠を偽って悪用する人がいるために

「妊娠していることが偉いのか」

とか

「妊婦は図々しい」などといった風評被害が広がっているわけです。

「妊娠は病気ではない」などと、

この言葉の本来の意味をはきちがえて批判をしだす人もいるほど。

 

さらに悪いことに、このような風評被害の影響で

本当に妊娠している妊婦さんが優先席に座りづらくなり、

妊婦であることを知らせるキーホルダーもあえて付けないという

状況に陥っているという始末。もう完全なる悪循環ですよね。

 

まさに本末転倒。一体何のための優先席なのか、

妊娠を示すキーホルダーなのか分かったものではありません。

 

 

 

 

本当の妊婦さんのことを考えて

 

このように本当に妊娠している妊婦さんが優先席に座りづらかったり、

妊婦マークのキーホルダーを付けづらかったりしている現状があるわけですが、

厄介なのは実は優先席に座る必要がある時期は一目見て

「妊婦さんだな」と判るころではないということ。

 

お腹が目立つようになるということは大体が妊娠5ヶ月から6か月以降。

このころにはいわゆる妊娠安定期に入っているのです。

 

妊娠中もっとも気を付けるべきはこれより前で、

妊娠2ヶ月から4か月ころ。

 

いわゆる妊娠初期とよばれる時期で、

実はこの時期はほとんどお腹が目立たず一目見て妊婦さんとはわからない人が

ほとんどなのです。

 

妊娠初期はまだ胎盤が安定せず予断をゆるさない時期で、

つわりがある妊婦さんにとってはもっともキツい時期でもあります。

 

そう、妊婦マークのキーホルダーは本来この一見しても

妊婦さんかどうか判別しにくい時期に

「自分は妊娠しています」

と周囲に知らせるためのもの。

 

これが悪用されることにより

キーホルダーを付けない妊婦さんが増えてきているのです。

 

個人的に思うのは、本当の妊婦さんのことを考えなければいけないのは

「妊娠していることを偽って妊婦マークのキーホルダーを悪用している人たち」と、

ほかでもない「妊婦さん自身」だと思うのです。

 

この人たちが真剣に考えなければ、

周囲の人たちも気を付けようがないと思うのです。

 

 

 

優先席に座るときは周りに気を配ることが大切

 

以上のことをふまえれば、妊婦さん本人は意味のない無理をせず

体調に違和感があるときには積極的にその旨を簡潔に伝え、

優先席を自分から譲っていただくべき。

 

母体や胎児になにかあってからでは遅いのですから。

 

周囲の人たちが気を遣うその前にまず自分から行動を起こし、

自分の身はしっかりと自分で守るという強い意思が必要だと思うのです。

 

これが出来ればたとえ妊娠していない人も具合が悪いときには、

優先席を利用しやすい環境になるのではないでしょうか。

 

個人的には妊娠はしていないけれど体調が悪い人だって、

優先席を利用する権利があると思うのです。

 

優先席の意義をただすためには周囲の人たちが気配りをする前に、

利用するべき人がまず周囲の人たちに気を配り、

正当に優先席を利用することが先であるべき。

 

「やってもらう」の姿勢ばかりでは何も始まりません。

 

 

 

 

まとめ

 

ここ何年かでほんとうによく

「妊婦が偉そうに優先席に座る権利を主張している」

だとか

「妊婦は譲ってもらって当たり前だと思っている」

という論争を目にします。

 

一部の悪意あるひとたちのせいで

良くない風潮になっているのは悲しいことですね。

 

しかし考えてもみてください。

誰しもその「妊婦さん」から産まれてきたのです。

こればかりは変えられない平等な事実なのです。

 

もし妊婦さん自身がいらぬ我慢や遠慮をして、

新しく生まれてくるはずの命を守れなかったら?

一部の悪意ある人のせいであなたの隣の妊婦さんを危険にさらしてしまったら?

こんな怖いことはありません。

 

妊婦さんばかりでなくご年配の方や体調が悪い人にだって同様に言えることですよね。

優先席に座る対象の人もそうでない人も、

あなたの少しの勇気で尊い命を守れるのなら、今こそその勇気を出してみませんか?

 

※ちなみに個人的にこれは失敗がなかったという方法は、

「失礼ですが、お加減は大丈夫ですか?」と尋ねてみる方法。

勇気のある方はぜひ試してみてくださいね。

 

 

 

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