妊婦は幅取るから電車に乗るな!絶対にそんなこと言っちゃダメだ!

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電車の優先席をめぐる論争が後を絶ちませんね。かなしいことです。

ほんとうに優先されるべき対象の人たちが優先席に座りづらい風潮になったり、

妊婦さんが妊娠していることを周囲に示す、

マークがついたキーホルダーをあえて拒否したり。

 

優先席を悪用しているふとどき者まで出てくる始末。

 

わたし自信も二度の妊娠を経験し譲る側にも

譲られる側にもなったことがあります。

 

今回は、このデリケートな問題から、

妊婦さんとおなかの赤ちゃんを守るべく考えていきましょうね。

 

 

 

 

妊婦は幅があるから圧迫感がある

 

確かに妊婦さんはお腹が大きく前にせり出しているため、

平常時よりはスペースを取らざるを得ません。

 

ですがこんなことを言い出したら標準体型以外の人は

「幅があり圧迫感がある」という理由で電車に乗れなくなってしまいますよ。

 

まったく誰がこんなことを言い出すのか、

少し考えればどれほど非常識なことを言っているかわかるでしょう。

 

尊い命をお腹に宿している妊婦さんにかける言葉では到底ありません。

そもそも誰しもがその妊婦さんの大きなお腹の中にいたのに。

 

妊婦さんから言わせればそんな心無い言葉を投げかけてしまう人たちの方が、

よほど圧迫感があるというものです。

 

それでなくとも少子化問題が深刻化している昨今、

妊婦さんが子供を産まなければ誰が子供を産むというのでしょう。

 

子供はコウノトリが運んでくるわけでもないし、

どこからともなく現れるというわけでもないのですよ。

女性が身を挺してその体内で命を育て、

またその命を懸けて新しい命を生み出すのです。

 

「妊婦は幅を取るから圧迫感がある」だなんて言語道断。

良識ある大人のいうことではありませんね。

 

 

自分の奥さんや母親だった時のことを考えて

 

「妊婦は公共の乗り物に乗るな」と声高に言っている人たちは、

もし自分の奥さんなどの身近な人が妊娠をしたとき同じことを言えるのでしょうか。

 

信じがたいような話ですが、こう批判しているのはなにも、

妊娠出産経験のない男性だけでなく同姓である女性もけっこういるのです。

もちろんその中には子供がいる女性だっているのです。

 

まさに「棚上げ」というやつですね。

 

自分自身が妊婦だった時に同じことを言われて黙っているのか、

ひいてはその女性自身にもし娘さんがいたとしたら。

その娘さんが妊娠したときに同じ批判の言葉を投げかけられるのか。

 

いずれにしても、自分の身にふりかかったときのことを考えれば、

こんな心無い言葉をかけられるわけがないのです。

 

以上のことはハッキリと言って

「思いやり」などというレベルではありません。常識です。

 

社会の一員である大人が恥ずかしげもなく言っていい言葉ではありません。

いいえ、大人でなくとも子供だって分かることです。

 

 

 

 

妊婦さんに限らず思いやりを持って生活して

 

思いやるべきは妊婦さんばかりではありませんね。

ご年配の方、体が不自由な方、体調のすぐれない方、

さまざまなハンディキャップを持っている方。

 

もちろん小さな子どもやその子供を守るママやパパだってその対象となり得ます。

 

そして共通して言えることは、誰しもその対象になり得る可能性があるという事。

個人的な話をさせていただくと、

むかし我が子がまだ2歳児と3歳児だったとき、

小さな子供を連れていてはモタついてしまうことが目に見えていたので、

電車の発車時間よりかなり早めにホームの先頭に並んでいました。

 

いざ乗車する予定の電車がホームに到着し、

下の子供を抱き上の子供の手を引いて乗り込もうとしたのですが、

やはり大人一人で動くよりもモタモタとしてしまいました。

 

するとあとからあとから追い抜かされ結局座席に座れることはありませんでした。

舌打ちさえされました。

 

なにも自分たちを最優先にしてくれとは言っていません。

「弱者は思いやれ」と乱暴な定義を押し付ける気も毛頭ありません。

むしろ小さな子どもに「順番を守る」ということは、

積極的に教えるべきことだとも思います。

 

しかしそのお手本になるべく大人が並んでいる順番を抜かしてまで、

我先にと乗り込んで良いものでしょうか。

 

たしかに社会には不条理なことがたくさんありますね。

ですが本来ならば子供たちを教育すべき立場のわたしたち大人が、

その不条理さをむやみに生み出してはならないと思うのです。

 

わたしたちが「思いやり」の精神をないがしろにしてしまっては、

生活がしづらくなるどころか、

未来ある子供たちを正しく育てることさえかなわなくなってしまうと思いませんか。

 

わたしたち大人が率先して「人を思いやる姿勢」の

お手本とならなければいけないと思うのです。

 

 

 

 

まとめ

 

声を大にしてお伝えしたいのは、「明日は我が身」ということ。

 

誰しもが平等に社会的弱者になる可能性を持ち、

明日にでも我が身にふりかかってくるやもしれないのです。

 

そして今回の記事ではもう一つお伝えしておきたいことがあります。

 

それは妊婦さんは自分自身とおなかの赤ちゃんを守るために、

無駄な遠慮をするべきではないということ。

いらぬ遠慮や我慢をしてしまい万が一危険にさらされてはどうするのです?

何度だって言いますが、その遠慮は無駄です。

 

ではもし心無い批判の言葉をかけられてしまったら?

放っておきましょう。言わせておけばよいのです。

 

大丈夫、そんな輩にはそのうちに盛大な罰があたります。

 

この先ママとなり身を挺して子供を守っていく立場になるのです。

そんな非常識な人たちにかまっている暇などないし、屈してはなりませんよ。

 

 

 

 

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