あんず飴とすももの違いはここにある!これだけは覚えておこう!

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お祭りといえば露店が立ち並ぶ光景を思い浮かべます。

焼きそばにわたあめ、焼きイカなどなど・・・。

 

お小遣いを握りしめて何を買おうかと見て歩くのも楽しみの一つですね。

 

その中にあんず飴を売っているお店もありました。

水飴で絡めて氷の上に並べて売ってる様は美味しそうなだけでなくきれいなものですね。

 

現在ではミカンやパイナップルなどいろいろな種類があるようですが、

やはり昔ながらのあんず飴が郷愁を感じられて良いものです。

 

ところで、あんず飴という呼び名で売られていますが、

その中身はどうもあんずではないようです。一体その正体はなんでしょう?

 

わかりやすくお教えしたいと思います。

 

あんず飴とすももは何が違うのか?簡単に解説!

あんずは甘酸っぱい果物ですね。アプリコットとも言って、スモモの近縁種です。

春に淡い紅色の花を咲かせて初夏には梅によく似た実をつけます。

その実は生で食べるよりも干したものの方がが馴染みがありますね。

 

スモモの実も甘酸っぱく、プラムという名でも通っています。

初春に白い花を咲かせ、夏には赤や黄色の実をつけます。

 

こうして比べてみると、あんずとすももはよく似ていますね。

どちらもバラ科サクラ属で、原産地が中国というところまで同じです。

 

違いは、あんずの実には毛が生えているけれど、すももには毛が生えてなく、

つるんとした感じだということでしょうか。

ただ、食べてみるとすももは水分が豊富で果肉が柔らかく、

あんずは硬いという違いがあります。

 

 

簡単に区別する方法はあるのか?

あんずとすももは見た目や大きさ、形までもよく似た果物です。

分類からみても近しいもの同士ということになります。

 

このふたつを区別する簡単な方法は、皮の色です。

あんずはオレンジ色、または黄色の皮をまとっています。

そしてすももは赤い皮をしています。

 

あんずには毛がはえているけれど、

すももは毛がなくツルツルというのも見た目の違いです。

食べてみると食感が違うので一度でわかります。

 

すももはそのまま洗って食べますが、あんずはあまり生のものが出回りません。

ドライフルーツにしている方が多いですよね。

 

 

縁日で売っているのはあんず?すももとどちらが使われているのか?

お祭りや縁日でよく売られているあんず飴は今でも子供たちに人気がありますね。

そして大人たちには幼い日の甘酸っぱい思い出とともに舌に残っていることでしょう。

あんず飴を手にした途端、神社や公園で日が暮れるまで遊んだ遠い日のことを思い出します。

 

ところで、あんず飴とは本当にあんずで作ってあるのでしょうか。

露店に並んでいるあんず飴をよくみると、

真っ赤に染まった丸い果実が水飴に包まれています。

あんずとすももの見分けが皮の色だとすると、なんだか変ですよね。

あんずはオレンジのはずです。

 

そうなのです。

お祭りや縁日で売られている『あんず飴』は実はあんずではなかったのです。

あんず飴と呼ばれている縁日のお菓子は、すももの酢漬けで作ってあるのです。

真っ赤な色はもちろん着色したのでしょうが、あんずとは似ても似つかないものですね。

 

『あんず飴』と店の前に大きく書かれて売っている『すもも飴』。

身にまとっている水飴がたれてしまうので氷の上に置かれて売られています。

氷とあんず飴のコントラストがきれいで、つい立ち止まってしまいます。

最近は水飴がたれるのを防ぐために最中の皮をお皿代わりにつけて売っているようですね。

 

本当のあんずを使ったあんず飴もあります。

こちらは正真正銘オレンジ色のあんずで、干したあんずを使っています。

形はぺしゃんこで、丸いすもも飴と比べると、

ちょっとインスタ映えにかけるかもしれません。

同じ値段ならボリュームのあるすもも飴を選ぶ人が多いのでしょうか。

 

最近は、すももにあんずだけではなく、缶詰のみかんやパイナップル、

いちごにぶどうまであるのだそうです。

それでも名前は『あんず飴』なのですね。不思議といえば不思議です。

 

 

まとめ

 

すももは夏の定番の果物です。プラムとも言われます。

よくお店で見かける品種はソルダムが多いですね。

洗ってそのままかじると酸っぱさがお口に広がります。

 

あんずは、そのまま食べても硬く、

ジューシーさに欠けるのでよくジャムなどにして売られています。

そのほか、お菓子などにもよく使われています。

 

駅弁のシュウマイ弁当にも一つ入っていますよね。

甘酸っぱさが箸休めとして大事な役目を担っています。

 

そんなあんずとすももが同じ『あんず飴』として

水飴に包まれて売られているのも面白いものですね。

近縁種で、故郷も同じあんずとすももはよく似ていますが

何故同じ『あんず飴』となったのでしょうか。

疑問は残りますが、すももでも『あんず飴』は美味しいお菓子です。

 

縁日になくてはならない『あんず飴』ですが、

東京の下町が発祥の地だと言われています。それが関東一円に広まったようです。

関西にはないお菓子だったのですね。

 

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