読書感想文の書き方のコツを伝授!簡単にできる魔法の方法とは!?

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読書感想文をスムーズに書くにはコツがあります。

それは、

・読書感想文を4つの章に分けて書くこと

・文章にするまえに、思いついたことを箇条書きにして書き出すこと

以上の2つです。

 

詳しいことは、このあとたっぷりご説明しますが、

これらのコツさえ掴んでしまえば原稿用紙3枚ていどは簡単に書けてしまいますよ。

それにこのコツは、読書感想文に限らず、

すべての作文にあてはまるコツなので覚えておいて損はありません。

 

学生のうちは、作文を書く機会がとても多いですものね。

「なにから書きはじめたら良いのかもわからない…」

と困っている人、必見です。

簡単に読書感想文を書くコツを伝授!

読書感想文は、作文全体を4つに分けて書くととても書きやすくなりますよ。

物語には、お話を大きく分ける「章」というものがありますね。

あなたが書く読書感想文にもこの「章」を4つ作るのです。

 

具体的には、

・第1章 【冒頭文】

・第2章 【かんたんなあらすじ】

・第3章 【あなたの感想】

・第4章 【結論】

もし先生から、「あらすじは入れないように」と言われている場合は、

単純に第2章を省いてしまいましょう。

つまり、あらすじを抜いた3つの章で構成するということ。

あくまでも学校で決められたルールに従って書いてくださいね。

それでは具体的にどの章をどのように書き進めれば良いかを説明していきます。

 

第1章【冒頭文】

いちばん最初は、あなたがなぜその本を選んだのか、

なぜ読んでみたのかという理由を書くと良いです。

あなたと本との出会いについて書いても良いですね。

たとえば「母にすすめられた」とか

「先生がいい本だと教えてくれた」とかでもいいですよ。

どうして興味を持ったのかを書くのもいいでしょう。

「最近○○を体験したから興味がわいた」とか

「わたしはこの本のように○○な女の子が主人公の物語が好きだから興味を持った」

といったかんじです。

この冒頭文をしっかり書けてしまえば、

文章に勢いが付きあとあと感想や結論をスラスラと書くことができるのです。

第2章【かんたんなあらすじ】

次に、ごく簡単な本のあらすじを書いていきます。

文字数としては、読書感想文全体の10パーセントくらい。

たとえば1,000文字の感想文なら100文字程度ということですね。

原稿用紙4分の1程度の量です。

あらすじを書くコツは、長くなりすぎないこと。

なぜなら長くなりすぎてしまうと、感想文ではなく「本の説明文」になってしまうからです。

あくまでも簡潔に書くことがポイントですよ。

たとえば桃太郎の物語なら、

“親切なおじいさんとおばあさんに育てられた桃太郎は勇敢な少年に育ち、

やがて仲間と一緒に鬼退治の旅に出ます。

仲間と一丸となって悪事を働く鬼を退治し、

団結や絆の大切さを学んでいき立派に成長を遂げる物語です。“

この程度でじゅうぶんですよ。

簡単なあらすじを書くことによって、その後の感想も書きやすくなります。

そしてその本の内容を知らない人が読んでも分かりやすい文章になるのです。

第3章【あなたの感想】

いよいよ感想を書いていきます。

これはあくまでも感想ですので、あなたが感じたままを書けば良いのです。

たとえば「自分が主人公の立場だったらこうしていただろう」とか

「もし○○の場面でこうしていれば、結果は○○になっていただろう」というかんじ。

まったく真逆の意見を書いたってかまわないのですよ。

たとえば「主人公は○○の場面で、こう言うべきではなかったと思う」とか

「主人公は○○したけれど、それは間違っていると思う」というかんじ。

そして感想を書く上でのコツがもう一つ。

それは「○○だと思った」のあとは

「なぜなら○○だから」というあなたなりの理由を書くことです。

感想は主観なので、間違いというものはありません。

まさにあなたが感じたことが正解なのです。

第4章【結論】

最後の章は、まさに締めくくりです。

「この本を読んだことで考えが変わった」とか

「もっと○○について知りたいと思うようになった」あるいは

「先生にすすめられて読んだけど、素晴らしい本だからみんなも読んでみるべきだと思った」などなど。

とくに冒頭文で書いたことと関連付けて書くと

よりスムーズに締めくくることができるでしょう。

「この本の主人公のように、勇敢に行動を起こせる大人になりたい」

という前向きな決意があるととても良いですね。

逆に「この本の主人公のような人生は送らないと決意した」

というのも非常によい締めくくりでしょう。

読書感想文を書く際の注意事項は?

読書感想文を書く上で大切なことは、ぼんやりとした文章にならないこと。

たとえば「すごいと思った」という感想は、まさにぼんやりとしています。

 

「すごいと思った」という文章をふくらませるには、

「誰がどのように行動したから」とか

「どの場面でどのようなことを言えることができるから」など、

具体的な「すごさ」を加える必要がありますよ。

あるいは「自分だったら○○の場面で主人公のようにはとてもできないから」

などの理由もあれば完璧ですね。

 

この「ぼんやり感」をなくすためには、はじめから文章にしようとせずに、

まずは箇条書きでどんどん書き出してみると良いですよ。

 

またもや桃太郎の物語を例に挙げますが、たとえば

・桃太郎はすごいと思う

・勇敢だからだ

・自分自身の力で仲間を集めることができるから

・リーダーシップがあるから

・悪者を退治するから

・正義のために戦うことは勇気がいるから

・自分だったらここまでの行動は起こせないと思う

・でもいずれこんな勇敢な人になりたい

このように、思ったことをどんどん書き出していきます。

 

次に、箇条書きに書き出したものを

順番や言い回しを変えながらつなげて文章にしていきます。たとえば

“桃太郎の勇敢さには驚いた。

自分一人で仲間を集め、自らリーダーとなって

鬼退治に行くのはそう簡単に出来ることではないと思うのだ。

自分がもし桃太郎と同じ立場だったら、

ここまでのリーダーシップを発揮して鬼退治に立ち向かえるだろうか。

いくら正義のためとはいえ、並大抵の勇気では立ち向かえない。

自分もいずれ、桃太郎のようなリーダーシップのある勇敢な大人になろうと決意した。“

 

箇条書きのものをまとめるだけで、

ここまでの文章を作り上げることができてしまいます。

どのように文章をおこせばよいか行き詰ってしまったら、試してみてくださいね。

最低限どの位書けば良いのか?

小学生の読書感想文は、一般的には1,000文字から

1,200文字ていど書くのがよいしょう。

ほとんどの原稿用紙は1枚につき400文字が書けるようになっています。

つまり、原稿用紙3枚分くらいということです。

なぜなら小学生の読書感想コンクールというものがありますね。

このコンクールの選考基準が大体原稿用紙3枚分くらいなのです。

 

しかし考えてもみてください。

この記事でご紹介した方法で読書感想文を書くならば、

原稿用紙3枚分は軽く書けますよ。

だって、単純に計算すると1章につき原稿用紙1枚分を書いたとしても

、軽く4枚分にはなってしまうのです。

原稿用紙3枚ていどなら、

1章あたり1枚分にも満たない文字数だということ。

 

1,000文字なんて聞くととてつもなく多いと感じてしまいますが、

とりあえずご紹介した方法で書き始めてみてください。

どんなに作文が苦手な人でも、少なくとも

原稿用紙2枚ていどは軽くうまってしまうはずです。

まとめ

いかがでしょうか、今回の読書感想文はスムーズに書けるような気がしてきませんか??

原稿用紙3枚分の文章を何の見出しもなく書くことは、

大人にだって容易にできることではありません。

読書感想文に限らず、ひとつのテーマをいくつかの見出しに区切って書くことが、

作文を上手に仕上げるコツなのです。

 

読書感想文が仕上がったら、先生に提出する前にお父さんやお母さんに

チェックしてもらうこともおススメですよ。

もちろんあなたが何回か見直すことも忘れずにやってください。

 

わたしはこうして文章を書くのを仕事にしていますが、

毎回かならず先生のような人にチェックをしてもらいます。

なぜなら自分だけではわからないおかしな箇所や言い回しがあったりするからです。

客観的な視点からチェックしてもらうことは、

文章を仕上げるときにとても重要ですよ。

 

チェックしてもらうことで、また違う意見が得られることもあるのです。

作文が苦手な人もそうでない人も、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

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