一歳半健診は指さしや言葉を喋ることができないと引っ掛かるのか!?

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お子さんの定期健診、ママは毎回緊張してしまいますよね。

会場にはたくさんのママと同じ年のあかちゃんが集まり、

ついお隣のお子さんと我が子を比べてしまったり。

 

それに一歳半健診はなにやらテストのようなことが行われ、

ウチの子はちゃんと出来るのかな、とドキドキしてしまいます。

特に健診を受けるお子さんが第一子のママはことさら緊張してしまうことでしょう。

 

ママがガチガチに緊張してしまっては、

お子さんはママの気持ちを察して不安定になってしまうもの。

今回はママとお子さんの緊張を少しでも軽減していただきたいので、

一歳半健診のイロハをお教えします。

 

 

 

 

一歳半健診は心の発達を見られるってほんと!?

 

地域によって若干の差がありますが、一歳半健診では主に体の成長と知能、

精神の成長を見られます。

「体の成長」はご存知ですよね。

身体測定、内科検診が主な検査項目。

 

精神と知能の成長の検査では主にお子さんの生活習慣や情緒の状態を細かく聞かれ、

知能の発達がどの程度であるかを検査されます。

 

ザックリいうと、お子さんに発達障害の兆候が有るか無いかを見ているのです。

 

この発達障害の兆候の有無の具体的な例は、次項でお伝えしますね。

 

お医者さんが心の状態(発達障害の兆候の有無)を検査する前には、

保健士さんが普段の行動や情緒に関することを検診してくれます。

検査の内容は大体こんな感じ。

 

・一人歩きができるか

・踏み台に上がれるか

・スプーンやコップなどの食器をどの程度使えるか

・人見知りがあったか

・クレヨンで殴り書きができるか

・積み木やブロックを何個積めるか

・指示した言葉どおりの絵(または連想させる絵)を指さし出来るか

・三つ以上の意味のある言葉を言えるか

・一日の食事に関しての問診

・歯磨きの頻度とやり方の問診

 

自治体によって検査項目が異なりますが、大体このような検査が行われます。

 

しかしここで間違わないでいただきたいのは、

以上の検査は「合格・不合格」を決める検査ではないということ。

 

長年に渡り何千人、何万人という赤ちゃんを見てきた保健士さんやお医者さんは、

タイミングが悪いためにできないこともあるということは百も承知です。

 

もし健診の時にお子さんが検査をうまく出来なくても何の問題もありませんよ。

保健士さんやお医者さんが見ているのは「検査を出来るか、出来ないか」ではありません。

 

 

 

 

こんなとこをお医者さんは見ます!

 

前述した通り、検査が出来る出来ないということが問題という訳では決してありません。

ではお医者さんはどのような点をとくに注意してみているのかというと、

 

・パパやママなどの家族ともコミュニケーションを取らない

・視線を合わせない

・激しい偏食

・こだわりが強い

・目つきや目線に違和感がある

・欲しいものを自分で指さしせずママにやらせようとする

・表情が乏しい

・楽器などの音に反応しない

・名前を呼んでも反応しない

・身長や体重の数値が著しく低い

・人の真似を全くしない

 

以上の点などに注意して検査を行います。

ですがこちらも、あくまでみているのは加減です。

これで発達障害の有無が決まるわけではないのでご安心を。

 

 

 

 

成長を促すためにはこれをすると最高!

 

なんといっても一番におすすめしたいのは、絵本の読み聞かせ

赤ちゃんは一歳半を前後に言葉を話し出したり覚えたりします。

 

このころの子供の脳はまさにスポンジのような吸収の早さです。

はじめは物語の内容が理解できず絵に興味を持ちますが、

実はこれが言葉の成長を促す秘訣。

 

絵本に描かれる絵に興味をもつと、

「これは何だろう?」という疑問が出てきて

「この絵が何を表しているのか知りたい」という欲求に変わります。

 

繰り返し読み聞かせてあげることでだんだんと頭の中で言葉と絵がシンクロし、

物の名前と使い方をどんどん覚えていくというわけです。

 

つまり大切なのは、お子さんが自発的に「知りたい」という意欲をもつこと。

 

覚えることを強要されて得る知識よりも、自発的に疑問を持ち得る知識の方が、

圧倒的に覚えが早く、また圧倒的に価値があります。

 

また絵はテレビのように動かないぶん、想像力を掻き立てます。

これもお子さんの成長にとても重要。

 

絵を描くのが好きなママはお手製の絵本や紙芝居を作成し、

読み聞かせてあげるのもよいでしょう。

 

次におすすめしたいのは、積み木(あるいはブロック)遊び

この時期は先述した通り言葉に興味を持つと同時に、

握力が付いてきて手先を使うことにも興味を持つ時期です。

 

集中して手先を使うことは脳を刺激し、

記憶力や学習の意欲を高めることにもつながります。

これは大人にも言えることですね。

 

また積み木をおすすめするもう一つのポイントは、

遊び方が限定されていない点にあります。

 

積み上げる、並べる、投げる、崩す、工夫して形を作るなど、

使い方が実に多種多様。

 

お子さんの月齢によって遊び方がちがい、

飽きてくると別の遊び方を編み出そうとします。

 

絵本と同様、想像力を豊かにし、

遊び方を工夫する意欲を持たせることができますよ。

 

 

最後におすすめしたいのは、お散歩や駆けっこ

一歳半を前後に一人歩きを始めるお子さんが多いですよね。

 

一人歩きが出来るようになるとパパもママも嬉しいものです。

歩くコツを掴んだ赤ちゃんはとにかく歩いたり走ったりしたいもの。こ

の欲求をおおいに利用しましょう。

 

 

とくに一押しの三つ。それぞれに共通して言えることは、

やはり「自発的な興味と意欲」です。

 

これらはお子さんが大きくなり、

学習をすすめるにあたってもとても重要になってきます。

 

ここで自分から興味を持ちやってみる意欲を育てなければ、

後々どんな事柄においても大人の指示なしでは、

何もできない子になってしまいかねません。

 

一歳半の成長が目覚ましいこの時期に、

ぜひこの能力をのばしてあげてみてくださいね。

 

 

 

 

まとめ

 

一歳半健診ってなんだかテストを受けに行くような気分になりますよね。

学生の頃の試験のようでドキドキしてしまいますね。

でも出来たから良い、出来なかったからダメというものでは決してありません。

 

実際、お医者さんや保健士さんは出来る出来ないで判断しているのではありませんし、

健診はあくまで今のお子さんの状態をみてもらい、

育児のアドバイスを受けにいくもの。

 

余談ですが現に我が子の場合は一歳半健診の間中、上の子は泣き通し、

下の子は寝っぱなしで健診も何もあったものではなくヒヤヒヤしたものですが、

特に注意もされず異常があると言われることもなくおわりました。

その後の健診でも今のところ問題ありとはなっていません。

 

もし仮に一歳半健診でなんらかの兆候がみられれば、

的確なアドバイスをくれ然るべき専門のプロがサポートしてくれます。

 

賛否両論ありますが、個人的には健診に向けての練習や訓練などは無用のように思います。

健診を受け持つお医者さんや保健士さんはプロフェッショナル。

赤ちゃんのタイミングの良し悪しで出来るときと出来ないときがあるのは百も承知ですし、

赤ちゃんが自発的に興味をもたない段階で無理やり物事をやらせてしまうのは、

付け焼刃で意味がないと思うのです。

 

今のお子さんのありのままの現状をプロに見てもらうほうが、

確実なアドバイスや的確な判断をしてもらえると思うのです。

 

ですから、お子さんと楽しいお出かけという感覚で、

あまり緊張せずに気楽に一歳半健診を受けに行ってはいかがでしょう?

 

ここで頑張って構えすぎていては、心がすり減ってしまいます。

 

なにより忘れてほしくないのは、あなたのお子さんの事はママであるあなたが、

一番よく知っていて一番の理解者であるということ。

どんなプロフェッショナルも、これだけはママにはかないません。

 

長い育児のなかでも一歳半という時期は本当に変化が目まぐるしく、

心身ともに成長する時期です。

成長を一番そばで見守り楽しみながらお子さんと向きあってみてくださいね。

 

 

 

 

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