カブトムシの幼虫の育て方!マット交換の頻度って?飼育方法!

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カブトムシの幼虫を飼育するうえで押さえておくべきポイントは、

・マット交換

・マットの水分の確保

・飼育ケースの十分なスペース

以上の3点です。

 

なお、カブトムシが幼虫の時期のマット交換は最低でも2回。

きちんと交換してあげないと、成虫になっても大きく育たないか、

最悪の場合寿命を縮めてしまうことに。

 

カブトムシはその生涯のほとんどを幼虫として過ごします。

幼虫を飼育する時期はとても大切な時期ということですね。

 

今回は、上記のポイント3点を踏まえたうえで、

基本的なカブトムシの幼虫の飼育方法とコツをまんべんなくご紹介していきます。

 

 

 

 

幼虫の飼育方法を覚えよう!飼育スケジュールを知っておこう!

 

基本的にカブトムシは夏に成虫になり、その間に産卵をして子孫を残しますね。

ということは、カブトムシの幼虫が卵からかえって成長しはじめるのは

ちょうど秋ごろだということ。

 

こちらの項では幼虫時期の秋から成虫になる夏にかけての

大まかな飼育スケジュールをご紹介します。

 

まず必要な道具は、

 

幼虫用マット

 

幼虫用の腐葉土マットです。マットには幼虫用以外にも種類があるので、

間違いなく「幼虫用マット」を用意してください。

分量は幼虫1頭につき1ℓを要します。

 

 

飼育ケース

 

一般的な昆虫用ケースや、多く飼育するなら衣装ケースなどがよいでしょう。

サイズは、先述した「幼虫1頭につき1ℓ」に基づきケースの容量を選んでください。

 

 

マットに含ませる水分

 

最初に飼育ケースに敷き詰めるときと、マット交換のときにまんべんなく水分を含ませます。

以上の3点があれば十分でしょう。

 

 

次に、おおよその月ごとの飼育スケジュールをご紹介します。

 

8月から9月ころ

 

成虫が産卵を終え、卵から幼虫がかえる時期です。

またペットショップや通信販売で幼虫を購入する際も、

販売時期はちょうどこのころになります。

もし上手に羽化して成虫になった後、また次の年も卵から幼虫を育てたいなら、

1頭だけではなく3頭から4頭を飼育することをおすすめします。

 

なぜなら生まれてくるまで性別が分からないためです。

 

幼虫が卵からかえる、もしくは購入したあと

 

基本的に成虫と幼虫の飼育ケースは分ける方が無難です。

先述した通り、「幼虫1頭につき幼虫用腐葉土マットは1ℓ」にのっとって、

飼育用のマットを用意します。

 

飼育ケースにマットを入れる前には必ず大きなボールやシートに広げ、

水分をまんべんなく加えて少しのあいだ風に当ててください。

 

これを「ガス抜き」といいます。

 

ガス抜きをおこなわないと、マットが再度発酵してしまいますし、

乾燥したマットの中では幼虫が生きられないので必ずおこなってくださいね。

マットのガス抜きを終えたら飼育ケースに投入します。

 

マットの深さは飼育ケースの8分目から9分目になるように投入しましょう。

その上にいよいよ幼虫をそっと置いてあげます。

そうすると思い思いに土の中へもぐっていきますよ。

 

 

飼育開始から12月ころ

 

飼育を開始して冬眠に入るまでは、どんどん幼虫にマットを食べさせます。

たくさん食べるので土の表面に幼虫の糞がたくさん溜まってきます。

いっぱいになったらマメにマット交換をしてあげましょう。

 

寒さを感じる12月に入るころになると、

幼虫はだんだんと動かなくなり糞の量も少なくなってきます。これが冬眠のサインです。

 

12月ころから4月ころ

 

冬眠時期にあたります。この時期は基本的には放置しておいて大丈夫です。

マットの乾燥が気になるようなら霧吹きなどで水分を補ってあげましょう。

ただし冬眠中のマット交換は控えるようにしてください。

 

4月ころから5月ころ

冬眠から目覚めると、飢餓状態だった幼虫はまたどんどんマットを食べ始めます。

幼虫の動きが見られ始めたら早い段階でマット交換をしてあげましょう。

 

 

5月ころから完全に蛹になるころ

 

5月ころに入るとまただんだんと幼虫の動きが鈍くなり、

マットも食べなくなるので糞の量も減ってきます。

これが蛹になり始めるサインです。

蛹になると完全に土から出てこなくなります。

 

蛹の時期をうまく越せないと羽化不全になり上手に成虫になれません。

この時期はマット交換や飼育ケースの移動をせずに完全に放置しておきましょう。

蛹の期間は1か月弱くらいです。

 

 

6月から7月ころ

いよいよ最後の脱皮も終え、成虫になる時期です。

ただし成虫になってもすぐに活動を始めるわけではないので、自力で土の上に出てくるまで待っていてあげましょう。

 

以上がおおまかなカブトムシの成長スケジュールになります。

特に蛹の時期はデリケートな時期。サインを見逃さず丁寧にお世話してあげてくださいね。

 

 

 

 

カブトムシの幼虫のマットの基本!交換の頻度とお世話のコツ!

 

幼虫用マットの扱い方は前の項でお分かりいただけたかと思います。

幼虫を飼育容器に入れた後は、冬眠に入るまでとにかくマットをどんどん食べさせます。

 

やがて幼虫が糞をして、マットの表面に細長い形の糞がたくさんあらわれます。

糞がいっぱいになったらマットの交換のサインです。

 

全てを入れ替えてしまうのも良いですが、

ザルなどでマットをふるいにかけて再利用するのも大丈夫ですよ。

いずれにしてもまた飼育容器に入れる時にはガス抜きを忘れずに。

 

やがて冬眠に入り糞があらわれなくなったら一旦交換もお休みします。

 

春になり冬眠が明け、サナギになる前にはまたマットをたくさん食べ始めるので、

ここでも一度マット交換をおこなうとよいでしょう。

 

また、いつももぐっているはずの幼虫が頻繁にマットの上に出てくるときは、

マット交換のサインです。

 

・考えられる原因は、

・マットが糞で汚れすぎている

・乾燥しすぎている

・マット自体が幼虫に合わなくてエサとして食べられない

 

などが考えられます。このサインを見逃さず、・しっかりと交換をしてあげてくださいね。

 

そしてマットの水分が不足しないようにしましょう。

目安としては手ですくって握った時に、きちんと握った形が残る程度。

 

パラパラと形が残らないようでは水分不足のサインです。

マット交換の要領でまんべんなく水分を含ませてあげるか、

霧吹きで水分を補給するようにしましょう。

 

なぜならカブトムシの幼虫は土に潜り、

潜った周辺の土を押し固めて小さな部屋を作り過ごします。

 

とくに蛹になる時期には「蛹室」という部屋を作れない事には、

蛹になることができなくなってしまうので、まれに土の上で蛹になってしまう幼虫がいます。

 

 

以上のように、幼虫自体よりかはマットの状態を気に掛けるようにすることが

コツと言えるでしょう。

 

 

 

カブトムシの幼虫のお世話で覚えておきたいポイント!

 

前の項でお伝えした通り、カブトムシの幼虫の飼育のポイントは

「上手なマット交換」と「マットの水分補給」。

 

コツをおさえて丁寧にお世話してあげてくださいね。

最後にお伝えする飼育のポイントは、「飼育ケースの十分なスペース」。

 

充分なスペースがないとどのような事態が起こるかというと、

・十分な大きさに成長できない

・蛹室を作れない

これらが起こり得るのです。

 

カブトムシの幼虫は不思議なことに、2頭以上を飼っていても潜るときには

一定のスペースを保ちます。

 

これは蛹になる時に蛹室を土の中に作るときも同様で、

スペースがないと土の上に出てきてしまいます。

 

またスペースが足りないということは必然的にマットが足りないということ。

 

つまりはエサの量が充分ではないということです。

十分な栄養が摂取できなければ大きくなることはできませんね。

 

いずれの事態も幼虫の成長の妨げになるので、

飼育ケースのスペースは重要なポイントとなってきますよ。

 

 

 

 

まとめ

 

では最後におさらいです。しつこいようですが大切なことなので二度言いますよ。

カブトムシの幼虫を飼育するうえで重要なポイントは、

 

・マット交換

・マットの水分の確保

・飼育ケースの十分なスペース

 

この三点をしっかりとおさえながら飼育してあげると、

夏には立派な成虫となることでしょう。

 

とくにマット交換のサインはきちんと毎日観察していないと見落としてしまいがち。

根気よく見守ってあげることが大切ですよ。

これを機にぜひチャレンジしてみてくださいね。

 

 

 

 

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