祇園祭りと言えば山鉾巡行!分かりやすい読み方と意味を大公開!

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日本三大祭りの一つに挙げられている祇園祭りは全国でも珍しく、

7月1日から31日までの1ヶ月という長い期間続きます。

そのお祭りのハイライトと言えば山鉾巡行ですね。

 

でも、山鉾巡行ってどう読むのでしょう。

私は何も考えずに『やまぼこじゅんこう』読んでいました。

しかし、調べてみると奥が深いものがありました。

 

『やまぼこ』と読むか、『やまほこ』と読むかで地元の人でも意見が分かれているようです。

祇園祭山鉾連合会では以前『やまほこ』で統一はしたものの、

反対意見も出ていまだに足並みは揃わないようです。

 

人の名前の読み方もそうですが、

いく通りにも読める漢字の読み方とは難しいものですね。

そんな山鉾巡行について調べてみました。

 

 

やまぼこまたはやまほこじゅんこうと読む

『山鉾巡行』は、『やまぼこじゅんこう』

または『やまほこじゅんこう』と読むようです。

 

地元の人の一部には『やまほこじゅんこう』と読んでほしいという

強い思いを抱いている人もいます。

 

なかなか一つには統一できないようですが、八坂神社の広報担当者は、

「やまほこに統一はしているが、他の読み方を否定するものではありません。」

として、おおらかな京都人の心を覗かせていました。

 

知ったかぶりでいかにも漢字が読める素振りを見せていると、

思わぬところで恥をかいてしまいますね。

知らないものは聞くなり、調べるなりした方が良さそうですね。

 

 

山鉾とはいったい何なのか知りたい

山鉾巡行の読み方一つでも熱く語る京都の人たちですが、

そもそも山鉾とはいったい何なのでしょうか。興味が湧きますね。

 

広辞苑によれば、山鉾とは『山車』の一種であるとなっています。

屋台の上に山の形などの造り物があって、

その上に鉾や薙刀を立てたものだということです。

 

よくお祭りなどで見られる山車なんだと思えば、

祇園祭を知らなくても容易に想像できますね。

 

山鉾巡行は、1ヶ月間に渡って行われる祇園祭のメーンイベントです。

17日の前祭と24日の後祭の2回に分けて行われます。

京都市内の中京や下京地区の町民がそれぞれの町に伝わる山や鉾を引っ張って

市内を練り歩く様は勇壮で華麗なものです。

 

前祭では九基の鉾と14基の山が、

後祭では一基の鉾と九基の山が巡行するということです。

 

おや?先ほど山鉾は山車の一種だといいましたが、鉾と山は違うのでしょうか。

なんだかその辺が釈然としませんね。

 

山と鉾の違いはどうやら屋根の上の飾り物にあるようです。

鉾にも色々な種類があるのですが、

車がついた胴組のの上に囃子方が乗る床と大屋根がかかった屋形を据えています。

 

屋根の上には約20m以上の真木(しんぎ)と呼ばれる鉾をたて、

そのてっぺんには鉾頭を付け、

その下に『天王」と言われる御神体の人形が安置されています。

屋根から突き出たように尖った感じが『鉾』だということです。

 

それに比べて『山』は、屋根の上は比較的平らで、山を見立てて松を立て、

そこに様々な趣向の人形が飾られています。が、松を立てない山もあるようです。

 

 

京都ならではの山鉾は美しく見どころ満載

山鉾巡行の見どころは、何と言ってもその豪華な山鉾でしょう。

山鉾の側面に飾られた絨毯はどれも一級品の絨毯です。

中国やペルシャ、インドの絨毯の、花模様や獅子、龍などの希少な図柄を使っています。

それは、『動く美術館』と言われるほど美しいものです。

 

また、天を突くような鉾の高さも見どころです。

一番高い鉾は25mの長さがあるのです。

 

豪華絢爛な山鉾を堪能した後は、『辻回し』も見ものです。

重さ12トンもの山鉾を方向転換させるのです。

直進しかできない山鉾を方向転換させるのに、

車輪の下にささらという竹を曳いて滑りやすくし、

摩擦熱を水で冷やしながら強引に引っ張ります。

 

巨大な山鉾が車輪をきしませながら、

90度向きを変える瞬間は豪快で迫力満点です。

見物人も思わず力が入ってしまうほど熱くなります。

 

また、山鉾巡行の出発に先立って行われるくじ改めとしめ縄切りも逃せません。

四条通と烏丸通の交差点付近で行われるのですが、

各町内会の山鉾が次々と集まってくる様は圧巻です。

 

 

まとめ

日本のお祭りの中でも豪華な山鉾巡行で有名な京都の祇園祭りは

ぜひ見てみたいお祭りの一つですね。

 

祇園祭りは平安時代のはじめ、京都の街で流行した伝染病を鎮めるために

始まったとされています。

この時代は、伝染病は現世に恨みを残して死んだ人たちの祟りだと考えられていました。

朝廷は、

『御霊会(ごりょうえ)』という祭礼を行って怨霊たちをなだめようとしたのです。

 

現代では京都の街をあげての大きなお祭りになりました。

京都だけではなく、日本中の人々の楽しみになりましたね。

 

人混みでゴッタ返して見物も大変な騒ぎでしょうが、

そんな思いをしてでも見たいお祭りの一つです。

 

少しでも混雑を避けたい人は後祭が良いようです。

後祭は露店がない分少しは人が少ないということです。

見に行こうと思う人は後祭がおすすめです。

 

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