ボーナスの所得税は謎だらけ?増えたり減ったりする理由はコレだ!!

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ボーナスをもらうのは嬉しいけど、ボーナスの仕組みって意外と知らないですよね。

「えっ手取りってこんなに減るの!?」などなど、

明細を見て不思議に思ったことありませんか?

 

もらうときによってボーナスの金額が違う理由は、

毎月支払われる給与のようにあらかじめ支給額が決まっていないため。

 

ボーナスは会社のその時々の業績や個人の成績によって支給額を会社側が決定し、

支給する回数に特に取り決めもありません。

 

あるいは会社が定める就業規則や雇用契約の形態によっても、

ボーナスの支給額や回数が違いますし、ボーナスの有り無しさえ違います。

要するにボーナスの額や回数はほとんどが会社側のさじ加減というわけですね。

 

今回は、意外とわからないボーナスの仕組みをわかりやすく簡単にお伝えいたします。

 

 

 

 

待ちに待ったボーナス!額面と手取りってこんなに違うの!?

 

ボーナスを支払われた時、明細を見て支給額と手取り額の違いに驚いてしまった!

なんてことありませんか?

 

前の項でお伝えした通り、

ボーナスには毎月支払われる給与のような取り決めはありませんが、

支給される際には所得税などの税金がかかり会社が決定した支給額から天引きされます。

この「所得税などの税金」の詳しいことは次の項でお伝えするとして。

 

簡単に言うと、ボーナスにも

「お金を所得するときは税金がかかる」

というお給料や宝くじのシステムが同様に働くということですね。

 

 

 

 

所得税?賞与にかかる税金の種類と計算方法!!

 

ではボーナスなどの賞与にかかる税金の種類はというと?

大きく二つに分けて

「支給額に一定のきまった割合でかかるもの」

「毎月の給与によってかかる割合が違うもの」

があります。

ひとつずつ説明していきますね。

 

 

まず「支給額に一定のきまった割合でかかるもの」。

これはいわゆる社会保険に関係するものです。

・健康保険料…額面の4.1パーセント

・厚生年金…額面の7.144パーセント

・雇用保険…額面の0.6パーセント

以上が額面から天引きされます。

 

ただしこの割合も税制が改正されると変わってきますのであしからず。

 

次に「毎月の給与によってかかる割合が違うもの」。

こちらはいわゆる源泉徴収額、一度は耳にしたことがありますよね。

これはどのような条件に基づき変わるのかというと、

・社会保険料控除後の毎月の給与の支給額

・扶養家族の有無または人数

これらは当然その時々によって変わりますよね。

 

ですからおのずと源泉徴収額もその都度ちがい、

ボーナスにかかる割合も変動があるという仕組みです。

 

ちなみにこの源泉徴収額ですが、ボーナスが支給される前の月の給与に基づき

「その金額を毎月もらっている」という一時的な計算がなされるので、

 

前の月の給与が残業などの手当てで通常より多い場合は税率が高くなってしまいます。

 

でもこれはあくまで「一時的な計算」なので、

払いすぎた税金は年末に帰ってくるのでご安心を。

 

くわしい税金の算出方法は、国税庁が提示している税率によって計算することが出来ますよ。

 

国税庁のホームページに所得と扶養家族に基づいて作成された表が載っています。

その表と照らし合わせて算出します。

 

 

 

 

年末調整で返ってくる場合も!ボーナスの構造としくみ!

 

前の項でも少し触れましたが、その年に払いすぎた税金を清算し返ってくる、

というのが年末調整。

これをボーナスにかかる税率の仕組みと照らし合わせながら説明していきますね。

 

ボーナスに限らず「賞与」を支給する際には、

支給する前の月の給与をもとに会社側が算出します。

 

簡単に言うと、前の月のお給料が何らかの理由で通常より多い場合、

かかる税金も多いということです。

 

しかしこれではすなわち

「支給される前の月の給与分の税金を余計にとられてしまう」

ということになりますよね?あきらかに損です。

 

この損した分を清算するシステムが年末調整というわけですね。

 

ボーナスの明細に事細かくかかった税金の種類と金額が記載されていますが、

「あれ?税金が妙にいつもより多くかかっているな?」

と思ってもこの段階ではあまり気にしないでください。

 

会社が税制に基づき払いすぎた税金を個人に返してくれるので大丈夫ですよ。

 

これでもしあなたの計算した税額と年末調整で返ってきた金額に差があった場合は、

会社か然るべき専門家に相談してみましょう。

 

 

 

 

まとめ

 

いかがでしょう、宝くじ当選と同様に臨時収入をもらうのも、

一筋縄ではいかないといった感じですよね。

 

しかしボーナスの支給自体がなくなってきているこのご時世、

もらえるだけでも儲けものと割り切るのも良いかもしれませんね。

 

しかし臨時収入をもらうにあたって知っておいて損はないはずです。

 

今回はなるべく分かりやすくお伝えするためかなり簡略的に説明いたしましたので、

興味がある方やもっと詳しく知りたいという方は、

税理士事務所やファイナンシャルプランナーの方に相談してみるのもおすすめします。

 

これから長い人生をかけて仕事をするのですから、

知っておいて損はないと思いますよ。

 

 

 

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